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獲得コストゼロで得た応募数は、2年間で驚異の2896人! フランチャイズ型障害者福祉介護施設事業「わおん」「にゃおん」の急拡大成長を支えた採用システムを語る。

会社名
株式会社アニスピホールディングス
ホームページ
https://anispi.co.jp/
採用ページ
https://waon.omros.jp/
従業員
120名(2021年03月現在)
「人間福祉と動物福祉の追求」という理念のもと、ペット共生型障がい者グループホームなどを展開する株式会社アニスピホールディングス。2016年設立時から社会課題の解決に取り組んでおり、犬猫の殺処分問題、ペットの高齢化(介護)、障がい者グループホームの不足、障がい者の就労、空き家問題といった分野で事業を展開しています。

今回はそんな同社が採用管理システム「クラウドハウス 採用」を導入して以来、約2年間で2800人以上の応募をシステム利用費以外、コストをかけずに創出し、フランチャイズ(以下、FC)事業ならでは難しい採用課題を上手くクリアしていった事例をご紹介します。全国にFC展開する同社がなぜ「クラウドハウス採用」の導入に至り、どんな形で採用・人材管理を行っているのかなどを取締役COO 最高運営責任者の桝本 幸典さんに伺いました!
目的
  • FC(フランチャイズ)業態の拡大のために、本部主体で低コストかつ大規模な採用活動を実現したい。
効果
  • 広告費用をかけずに月間応募数200人以上を叩き出す体制を実現。

社会課題を解決するビジネスモデルと、新たなフランチャイズ形態で急成長!

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御社はペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」や、フィットネス型障がい者デイサービス事業「ワーカウト」などを展開し急成長しています。事業の特徴を教えてください。

私たちの事業の特徴の1つは福祉業界において、FC方式を取り入れた事業展開をしていることです。FCといえば、コンビニエンスストアの24時間営業を巡ったオーナーとの契約が様々なメディアに取り上げられたように事業モデルとして課題があり、当社も新たな形態を模索していました。その中で開発したのが「レベニューシェア方式とコンテンツ利用契約の組み合わせ」という契約形態での運用です。

それは、弊社で確立したペット共生型障害者グループホームの経営及び運営に関するノウハウを提供する対価として、売上(訓練給付費)の3%をフランチャイズオーナーさんにご負担いただき、さらに弊社でご用意している「わおん大学」や「経営セミナー」などの各種コンテンツをご利用いただくことができる契約形態になります。

この方式によりフランチャイズオーナーに、経営の「独立性」「独自性」を確保したり、地域ごとにローカライズしやすいようにしました。結果、現在は244社がオーナーとなり店舗数474棟(2021年3月インタビュー時)を運営するまでに成長しています。

急成長の背景には、ペット共生型障がい者グループホームという事業の独自性もあると思います。具体的にはどういったニーズがあるのでしょうか。

日本の障がい者数は年々増加している一方、精神病院の数は減少している状態です。コロナ禍による社会不安からもその流れは加速しているのが現状で、障がいをもった人が社会で暮らしていくために援助する場が必要なのです。そこに私たちの事業が応えられることも多いと考えています。

動物がいるとその場の空気が変わりますよね。「アニマルセラピー」の効果が科学的に証明されているように、動物介在活動(Animal Assisted Activity)は、身体的・精神的苦痛の緩和ケアとして有用であったり、QOL(Quality Of Life, 「生活の質」)の向上に寄与していたりといった事例が数多く報告されています。

そこで、弊社は障がいを持った方が動物と事の共生することのできるグループホームを整備し、そのニーズや期待効果に応える場を作りました。実際に入居者は、動物に触れることで心地が良くなるばかりか、毎日の希望と活力にも繋がっています。

本当に、人材紹介費用・求人広告費をほぼ無くして採用が出来ているんです。

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御社は、どんな方を採用募集しているのですか?

弊社では、主に2つで本部スタッフか、各グループホームで働くスタッフかです。特にグループホーム職が採用数を必要とし、「サービス管理責任者(サビ管)」「世話人」などの現場スタッフは採用人数と拠点数も数百を超えるため肝となります。さらにサービス管理責任者が取れるかどうかが事業成長のキードライバーになり、最重要ポイントです。

今回「クラウドハウス採用」を活用して採用しているのが、本社を一部、ほとんどが現場にあたるグループホーム職種です。

本社のスタッフと、各施設で働く現場のスタッフさんですね。「クラウドハウス採用」を使って募集をされてから、結果はどうなりましたか?

結果はすごいですよ!
何言っても他社さんは信じてくれないのですが、「クラウドハウス採用」のおかげで、以前はかかっていた人材紹介費・求人広告費をかけなくてもよくなりました

サービス管理責任者という職種は、採用は簡単ではなく、人材紹介を沢山利用していたんです。そんな中、実際に「クラウドハウス採用」を使い始めたのは約1年半〜2年前だと思います。若いサービスで効果面でも心配なので、まずは一旦お試しでと。

カスタマーサクセスさんの指導に則って、求人作成をきちんとし、多数募集をかけてみたら、「ここまでたくさんの人が来るのか!」と正直応募数に驚いたことを覚えています。初月からコストが掛からないオーガニック(SEO)ルートから150応募も来たんです。それはずっと今でも続いていて、結果、現在までの約2年間で2,896人(インタビュー時点21年3月時点)の応募があり、多い月だと応募数が200人を超えることもあります。

採用が簡単ではない障害者・福祉サービスでここまで応募が来るのは凄まじいですね。
採用単価もかなり安く取れていますか?

私の経験でも、ここまで上手くコストをかけずに応募数を増やせたことは過去にないレベルです。なんせ採用難関と言われる福祉系職種ですからね。「クラウドハウス採用」のシステム費が今月20万円程度なので、採用単価は毎月1〜2万円です。すごく安すぎてこれには本当に感謝しかありません。サービス管理責任者は人材紹介にお願いすると1人100万円掛かりますからね。

下記画像は、実際のアニスピHDで使用する「クラウドハウス採用」のGoogleアナリティクスデータです。最近1ヶ月のデータですが、月230応募を集め、オーガニック(コストが発生していない)応募数が約200応募あることとが分かるかと思います。
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すごい数ですね。本当にオーガニック経由ばかりが占めていますね。
応募数が多いのは分かりましたが、実際に応募してくる方の質の面では、どういった方が多いのでしょうか。

質面では、全員が要件にミートした方ではありませんが、自社採用サイトへの訪問のため、求人媒体を利用するよりは質が高いです。採用サイトまで来てくれる方は、やはり熱心且つ真面目な印象があります。募集要件となる福祉専門性をもつ方 X 動物が好きな方という2つをかけ合わせの方が多く来てくれています。

サービス管理責任者の資格は持っていて、少し動物が好きで、折角障害者福祉グループホームに応募するなら動物と触れ合える方が嬉しいと思うような方ですかね。私たちもそんな方の想いに応えるように、動物に触れ合える職場を提供していることはもちろん、ご自身で飼っているペットと出勤可というカルチャーもあります。それは各店舗だけではなく本社でも同様で、東京九段下のオフィスにはワンちゃんや猫ちゃんがいて、いつも賑やかです。

ペットの飼い主は、自分が外出仕事をしている間にペットが家でひとりぼっちになり可哀想と思っていたり、散歩する時間があまり取れなかったりと、いろいろな悩みがあります。
または、動物病院の看護師などが、動物が好きでこの業界に入ったのに、傷ついた動物などに多く関わることで自分の心が辛くなってしまったという理由などからも、弊社を見つけて「こんな職場があったのか!」と知り、実際に応募してくることがとても多いですね。
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動物好きな方にとってはまさに最適な職場ですね。「クラウドハウス採用」を導入した背景も教えていただけますか?

「クラウドハウス採用」はとにかく集客力に開発側が注力していることと、実はうちの代表が噂で「クラウドハウス採用」を使用している企業が、他のATSサービスに比べて、圧倒的に応募数が多く集まっているという情報を聞いてきたんです。その噂が介護業界や保育業界での成功事例で、決して人気業界とは言えない介護業界と保育業界で他のATSよりもしっかり採用実績を多く残せているなら、わおんもいけるだろうとと思い導入してみました。

それまでは、各地域のハローワークや一般的な求人媒体などを使っていましたが、普通に募集をかけても人が集まらないし、媒体は人が来なくても費用だけがかかってしまうというコストの無駄使い課題があったからです。そこで、Indeed対策で検索エンジンに出てくるキーワードを意識して入れたり、先ほど紹介した動物好きの方が働きやすい環境面などをテキストや写真、動画でアピールしていったのです。結果、たくさんの方の応募が来ているのでとても満足しています。

採用担当1人で数多くの応募者管理を実現する、「クラウドハウス採用」のWeb施策と、作業フローの仕組み化

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たくさんの応募が来ると人の対応も大変だと予想しますが、どうされているのでしょうか?

実は対応フローの構築や、応募者管理などの運用は弊社の本部社員が一人で行っているのです(導入時から2021年3月現在)。

これだけ応募が来るのに1人だけでですか?(笑)

はい、1人です。50代の採用人事が1人でフル稼働でディレクション、管理しています。
具体的には、「クラウドハウス採用」から来た応募者の情報をメール(Gmail)で受け取り、本部で活用しているカルチャーマネジメントツール「Talknote」に送り、そこから応募地域や店舗に選別し、対象の各オーナーにChatworkにて連絡します。仕組みができているので、あとはオーナーさんが面接などをセッティングするだけです。

また、施設のオーナーさん側も今までは各自が求人票や広告を出して募集していたのが、今は本部がまとめて「クラウドハウス採用」で求人を出し、応募の母集団を形成した上で資格や希望に見合った求職者の情報を得られるので、効率がとても良くなったと思います。「クラウドハウス採用」はSEOがとにかく強く、Web応募の入り口として効果的なので、各店舗に任せるより効率がよく、求人広告の制作や人材管理にリソースを割かれることもありません。

応募がたくさんあるにもかかわらず、この作業フローを一人で担っているのは、他のFC企業さんが聞いたらびっくりしますね。

「クラウドハウス採用」の強みは、とにかくユーザーの応募につなぐために必要なことをしっかりやれば、ある程度、「クラウドハウス採用」に組まれたアルゴリズムが動いてオートマティカルに継続的に応募数が集まるという集客力と、人事的に嬉しい手離れの良さと他サービスとの連携のしやすさです。採用人事は正直かなり忙しいので、あまりにも手間がかかるものや、都度チューニングが必要なのは正直継続するのが難しいんです。

「クラウドハウス採用」は、企業側で見る求人管理画面も大変わかりやすく充実しており、ここにも一人で担える要因があります。サイトのUIやデザインがとてもリッチかつ見やすいのはもちろん、応募者情報の確認などの際に使いやすいので助かっています。例えば、以前応募があった人で、少し時間が経っていても簡単に後から情報を追うことができるので、「最近どうですか?この施設で募集が始まりましたがいかがでしょう」などと人事から連絡を差し上げることもできます。

あと、私の経験上、応募の母集団形成=集客ができないと、後からあれもやらないと、これもやらないととタスクが膨れ上がり、逆に忙しくなるんですよね。そのため「クラウドハウス採用」だけでたくさんの応募があるからこそ、専任一人でも余計なタスクに追われることなく対応できているのです。

今後のFC事業拡大のビジョンなどを教えてください。

福祉は現在3兆円の売り上げ規模がある業界ですが、さらに需要は増えていくと予想されています。同様に当社もこれから4〜5年の間で、3,000〜4,000事業所を全国に開設することを目指し拡大フェーズにあります。

施設を増やすだけではなく、大学の研究機関と組んで福祉事業経営をブレイクスルーさせるためのAI(人工知能)の開発に取り組んだり、海外の特にアジアへ重点的に進出していくなど、新しい挑戦にも果敢に取り組む中で、更なる成長を実現していきたいと考えています。

その上で、圧倒的な人材採用に関するWeb施策として「クラウドハウス採用」は強い武器になっていくはずです。

御社の今後のさらなる成長が楽しみです。
最後に、わおんと同じくFC事業を拡大しようと考える事業者様へアドバイスはございますか?

アドバイスだなんて、恐縮ですが、もしFC事業を本気で大きく伸ばすのであれば、強い採用サイトをFC向けにも開放し、採用活動を本社も手伝ってあげるのは絶対良いと思います。これまでのFCと言えば、「ビジネスモデルは提供するから、採用は自分で頑張ってね」でした。しかし、今後の日本の労働者市況を考えると、採用が困難で事業撤退に追いやられるオーナーさんが続出することは間違いありません。

オーナーさんたちは採用においてはプロではなく、初心者に近いため、失敗することだらけです。採用はサビ管1名で100万円、求人媒体は失敗すれば1回10〜50万円が吹っ飛び、大きく利益を削ります。この失敗リスクがあっては、本当に怖いですので、ここは本社が出来る限り支援することが絶対で、採用サイトを開放することが今後の常識になるでしょう。

むしろ、採用活動支援をしていないFC本部事業さんが他業種にまだ多くいますが、正直理由が分からないです。採用サイトは、加盟オーナーさんが各々作成しようとすると、安価でも粗悪なものしか作れず、それでは求職者は逃げてしまうのは当然です。かといってリッチなサイトを作成すればコストは年間数百万と大きな負担になります。

だからこそ、この採用サイトを本部とオーナーで共同利用するわけです。是非FC本部の方は、少しずつトライしてみてください!今後のFCにおいて採用が上手くいくかどうかが間違いなくキーファクターになりますからね。

まさにそうですね。この話はFC事業の採用の仕組み作りで悩んでいる方には、すごく嬉しいアドバイスだと思います。桝本さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!